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2011年1月

2011年1月24日 (月)

北海道ワイン 北島秀樹

職場の新年会で出されたワインです.職場は小樽ですから,地元の北海道ワイン社のものが出てくるのは予想できますが,北島さんをもってくるとは,誰が選んだかわかりませんが,素晴らしいチョイスです.
Photo
ケルナーとツヴァイゲルト・レーベ.

北島さんは余市のブドウ栽培農家さんで,彼のブドウ100%で造られたワインは彼の名前が「葡萄作りの匠」シリーズとして付けられます,
一番最初に飲んだのは,7年前かなぁ,ミュラー・トュルガウ02でした.
とにかくその香りの良さが凄く印象に残ってます.ケルナーは03から飲んでます.

今回のケルナーは07.
香りは余市のケルナーとすぐわかる,石油香がほんのり.柑橘系と混じります.味わいは熟成感があり,酸は丸くなっています.なので,バランスとしてはやや甘さを強めに感じますが,これもまたスルスルッと喉を通って行きます.美味しいです.ですが,生寿司には不向きでした.

ツヴァイは06以来かな.99のブドウが光芒ツヴァイに使われ,それを飲んだときの美味しさが強く印象に残り,その後06を飲んで,また違った美味しさにぶっ飛んだ記憶があります.そして今回の08ですが,甘味が強いです.ジャミーとまではいかなくてもジュースっぽいです.酸が弱め.とにかく甘さが強すぎ.それはそれで,果実がたっぷりで飲みやすいワインとしては評価できます.
私にはあの06の印象が強烈なので,ちょっと残念.アルコールが12%なんですが,これを13%まで上げたらどうなるのかな?と思ってしまいます.

そして,ちょっと気になる点が…

ケルナー,ミュラーは香りが年々弱くなっている気がします.
最初の02の華やかな香りが特別だったのかもしれませんが….
それがブドウの問題なのか,醸造の問題なのかはわかりません.
もう一度,あの香りに出会いたいです.

どちらにしても,北海道ワイン社の辛口赤・白としてはオススメできるワインです.



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2011年1月23日 (日)

TERRE DI Maria Pia BIANCO DI CUSTOSA 2008

ヴェネト州バルドリーノ地区にあるテッレ・ディ・マリア・ピアというワイナリーのビアンコ・ディ・クストーザというワインです.
このビアンコ・ディ・クストーザはDOC名で20~40%トレッビアーノ・トスカーノ,20~40%ガルガーネガ,その他コルテーゼやリースリング・イタリコ,シャルドネ,ピノ・ビアンコなどなどが混じります.

で,マリア・ピアはトレッビアーノ主体でコルテーゼ,ピノ・ビアンコ,シャルドネにフェルナンダという聞いたことない品種も加わります.

薄いパイナップルにレモンの黄色香りです.決してボリュームがあるわけではなく,かといって薄い訳でもなく,軽い果実味を感じます.酸も柔らか.まるで水のように体に染みこんでくるような感じ.個人的には酸がちょっと物足りないかな.苦味は薄く,とても飲みやすいです.軽いソアヴェを思わせます.
抜栓して冷蔵庫で1週間かけて飲んだのですが,この手のワインはすぐ酸っぱくなると思いきや,全くへたりませんでした.その果実味も酸も変わらないんです.驚きました.
テーブルワインとして,これもまた重宝します.

ちなみに前回のフォッソ・コルノとこのマリア・ピアのオーナーは同じ人.
なるほど,普段飲みの高品質ワインを造ろうという意図が伝わってきます.

Mariapia_bianco08

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2011年1月21日 (金)

FOSSO CORNO Aires 2008

アブルッツォ州にある,フォッソ・コルノというワイナリーが造るモンテプルチアーノ・ダブルッツォです.アイレスという名前が付いてます.
モンテプルチアーノ・ダブルッツォは安ウマイタリアワインの代表として,日本でもかなり認知度が高いと思います.
特に,ファルネーゼあたりが有名ですね.
文字通り,モンテプルチアーノという品種で造られるんですが,そうですね,特徴を一言で言えば,ジャムっぽい!といった感じでしょうか.
ブルーベリーやストロベリーといったベリー系のジャムっぽさを感じます.
つまり,甘味が強いんです.

でもこれは,品種の特徴ではなく,仕立ての問題だと推察します.
詳しくは師匠のブログをご参照下さい.

で,このアイレス,ジャミーな感じはありません.確かにサンジョヴェーゼなどと比べれば甘さは強いかもしれませんが,安いモンプル(これも安いんですが)とは明らかに違います.緻密なタンニンといい,酸とのバランスといい,実に美味しいモンプルです.
インポーターの資料によると,樽は使っておらず,ステンレスだけなんですが,後半でどことなく樽っぽいニュアンスを感じます.
「本当にステン100?」
と疑ってしまいます.がそれはそれで味にはプラスの要素になっています.

実は今,抜栓5日目を飲んでいます.さすがに若干酸化してますが,十分美味しいです.抜栓直後よりも個人的には今が好きです.

モンテプルチアーノ・ダブルッツォ,安ウマイタリアワインの代名詞的存在ですが,色々と飲んで自分の好みのワイナリーを見つけるのも楽しいと思います.
Aires08

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2011年1月16日 (日)

FERRONCINTO DOLCEDORME 2009

カラブリア州にあるテヌータ・フェッロチントというワイナリーのドルチェドルメという名前のロゼワインです.

カラブリア州って,知ってるワイナリーはリブランディくらい.

ちなみにワイナリーの場所はここ

南イタリアはほとんど飲まないので,この辺は疎いです.
来月カラブリア州をテーマにしたワイン会に参加するため,予習も兼ねて飲んでみました.
とは言え,このワイナリー,設立が2007年で,日本に入ってきたのは去年の10月.
同じく南イタリアのワインをほとんど飲まない川頭師匠が見つけてきたワイナリー.
「師匠が南だなんて,どうしちゃったんだろう?」と思ったら,コンサルタントがあの,モンキエロ・カルボーネのマルコ・モンキエロ!
彼の紹介だったそうです.なるほど.
このワイナリーでは,グレコ,アリアニコ,マリオッコの土着品種に加え,カベソー,シャルドネも植えてます(ワイナリーのweb).

まずはロゼ好きなので,このワインを飲んでみました.
ブドウはアリアニコ.
色はバラ色,というよりは薄いレンガ色.
香りは青いメロンのような青甘い香り.
名前に”ドルチェ”が付いているので,「もしかして甘口??」と思い,口に含みましたが,ドライでした.果実味豊かで,酸も程よく,ロゼにしてはしっかりとタンニンを感じます.この辺はやっぱりアリアニコ.肉料理にも合いそう.

カラブリア州といえば,唐辛子の産地として有名で,よく「カラブリアのワインは唐辛子を使った料理に合う」というのを耳にします.
なので,今回はペンネ・アラビアータと一緒に飲んでみましたが,辛さが強調されます.かなり辛くなります.果たしてこれが”あう”というのかはわかりませんが,唐辛子の辛味の輪郭を際だたせることは間違いありません.
さらに,キムチも試してみましたが,同じくより辛くなりました.臭みが増すということはありません.
単純にトマトソースの料理にはよく合います.

やっぱりロゼはいいですね.
みなさん,もっとロゼを飲みましょう!
次の満月はいつかな?

Ferrocinto_dolcedorme

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2011年1月15日 (土)

ふらのワイン 羆の晩酌 2007

先週,東京に向かう寝台特急北斗星に持ち込んだワインです.
山ブドウとセイベルを交配させてできた「ふらの2号」というブドウで造られた赤ワインです.

北海道のワインらしい軽快なタンニンに,果実味がしっかりと乗って,かつ酸も強すぎず.余韻で香る樽もいい感じ.
とても均整のとれたワインだと思います.
2000円以下の道産赤では一押し!
新千歳空港で買えますので,旅行の際には是非!
07

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2011年1月 6日 (木)

TERRE DI Maria Pia BARDOLINO CLASSICO 2008

年末年始と,まぁ,よく飲みました.一体何種類のワインを飲んだのやら….
今年初のイタリアワインです.
ちょっと,飲み疲れだったので,軽めの赤を.

シェークスピアで有名な,ヴェネト州のヴェローナ.その地域で造られる代表的なワインは,白はソアヴェ,赤はヴァルポリチェッラとバルドリーノ.
今回はテッレ・ディ・マリア・ピアというワイナリーのバルドリーノ・クラシコを開けました.
ワイナリーについてはこちらをご覧下さい.

バルドリーノ,実はあまり良い印象がありません.
5,6年前,お店で飲んだのが実に薄苦酸っぱくて.それ以来飲んでいません.というか,バルドリーノ自体売っているのを見かけたことがありません.
やはりこの地区で赤はヴァルポリチェッラが圧倒的に知名度が高いですね.

で,このワイン,コルヴィーナ+ロンディネッラ+モリナーラと,品種はヴァルポリチェッラと同じ.シナモンのきいたチェリーパイの香りも同じ.最初に感じるコショウやシナモンのスパイシーも同じ.

う~ん,違いがよくわからない.

強いて言えば,ミネラリーで酸が強め.でも,これがバルドリーノの特徴がどうかは,経験値がないので不明.

抜栓直後は硬くて酸が強め.
二日目は酸が果実味に溶け込んで,実に美味しい.
薄いながらもしっかりとした果実味に,ほんのり感じるアマローネのような苦味,そして軽く細かいタンニン.チェリーなニュアンスを感じます.
最近のヴァルポリチェッラは力でグイグイくるマッチョな部分があるんですが,これはスレンダーな印象.これがバルドリーノの特徴なのかなぁ.
価格も約1500円と,飲み飽きしない日常のテーブルワインとしてオススメです.
Mariapia_bardolino08

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2011年1月 2日 (日)

正月のワイン

我が家の元旦に開けたワインです.
この日も道産.

①KURISAWA BLANC 2009
Kurisawa_blanc09
我が家の正月ワインの定番です.私の最も思い入れの強いワインです.去年10月にココファームで飲んでいます(その時の感想はこちら).例年より甘味が強い印象は変わりませんが,ちょっと物足りなさを感じた酸の伸びはバッチリ.そこから続く余韻が素晴らしいです.4作目,もはや貫禄さえ感じます.やっぱり美味い!

②ドメーヌ・タカヒコ Yoichi 赤 2010
Yoichi2010
余市町登地区に昨年曽我さんが造ったドメーヌです.自社畑で無農薬で栽培されたキャンベルを使って亜硫酸無添加,無濾過で造られた赤ワインです.
キャンベルといえば,北海道では甘口のロゼに仕立てられます.ですが,見て下さい,この色.濃いです.まずキャンベルで赤が出来る事自体が驚きです.キャンベルの皮そのものより濃い色してます.
香りはイチゴにセメダインが少々.でもイチゴが勝っているので,酢エチはそれほど気にはなりません.
味ですが,色と同じく濃いんですが,果実味が濃い訳ではありません.むしろ果実味は薄いです.辛口ですので,甘味はほとんど感じません.完全に発酵しきった,という感じで,個人的にはもう少し果実味と旨味が欲しいところです.酸は秀逸.やや強めかもしれませんが,キャンベルでここまできちんと酸を立たせることができるのも驚きです.イメージとしては若いイチゴ.この日はすき焼きにあわせましたが,相性は良かったです.やや炭酸を含んでおり,ランブルスコ・ロッソの辛口を思わせます.
これもまた,キャンベルの新しい可能性を見ることができたワインです.後志管内の全ての焼き肉屋に置いてほしいです.

佐々木さん,近藤さん,曽我さん,道産ワインの新しい風を吹き起こす若手三人衆が手がけたワイン,これからもリリースされますので,要注目です!

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2011年1月 1日 (土)

大晦日のワイン

我が家で開けた大晦日のワインです.
今回は道産.

①さっぽろ藤野ワイナリー キャンベルロゼ ナチュラルスパークリング 2010
10
三笠でブドウ栽培を行っている近藤さんが,藤野と仁木町のキャンベルを使って醸造したワインです.野生酵母で発酵させ,ノン・フィルターですので,ご覧の通り,濁ってます.イチゴオーレのような色です(笑).スパークリングですが,ガスは弱め.イチゴの香りに,薄いイチゴの味が広がります.生食のキャンベルで造られたワインは,とかち町民還元ローゼが有名かもしれません.近藤さんのキャンベルはきっちりと辛口に仕立ててます.後半で旨味をしっかり感じて美味しいです.キャンベルの新たな可能性を感じさせてくれました.

②十勝ワイン ツバイゲルト 1999 マグナム
99
十勝ワインですが,余市産ツヴァイゲルト・レーベを使っています.自身の経験から,十勝ワインのツヴァイは長熟しないと思っており,ピークは越えてるかな,と心配だったのですが,そこはマグナムボトル,大丈夫でした.いや,完璧な状態でしょう.やや枯れた感じの薄目の甘味に苦味,丸くなった酸,弱いながらも綺麗にこなれたタンニン,実に美味しかったです.遙かに良い意味で予想を超えていました.1999は偉大です.

③羊蹄グリーンビジネス ラロ・スプマンテ・アロマティコ 2010
Raro_spumante_aroma
開ける予定じゃなかったのですが,足りなくなってしまい,開けちゃいました.
余市町の有機・無農薬栽培で育てられたナイヤガラを使い,余市のドメーヌ・タカヒコで醸造された微発砲ワインです.乙部町の佐々木賢さん,余市町の曽我貴彦さんの元ココファーム・ワイナリーの二人がコラボして造られたワインです.
こちらもご覧の通り,濁ってます.まさにどぶろくワイン.香りはナイヤガラのあの香りはほとんど感じません.白桃にバナナです.地ビールにあるような酵母由来のバナナっぽさが,味わいにも感じられます.甘味はほとんどなく,ドライです.後半でかすかに還元香を感じますが,気になる程度ではありません.食事と共に楽しめるナイヤガラです.これもまた新しいナイヤガラの可能性を感じます.

古典的な道産ワインと,新進気鋭の道産ワインのコラボ,楽しく美味しかったです.
北海道に住んでて良かった.

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北部イタリアワイン縛り持ち寄り会

ワイン仲間の呂比須さんが主催する,今年最後のワイン会に参加しました.
北イタリア(ヴァッレ・ダオスタ,ピエモンテ,ロンバルディア,トレンティーノ=アルト・アディジェ,ヴェネト,フリウリ=ヴェネツィア=ジューリア)のワインを持ち寄って楽しもう!という会です.
会場は「カメリーノ デッロ スピタリタ」で10名の参加です.
なのに,なぜかワインは13本あります….
Photo

各ワインの名称は,すみません,メモしてないので,省略.
私が持参したのはヴェネトのロゼ.
テッレ・ディ・マリア・ピア キアレット バルドリーノ クラシコ 2009
です.ほんのり甘味を感じるフルーティーなロゼで,酸もきれい.手前味噌ですが実に美味しいロゼです.

その他,印象に残ったのはアルトアディジェのアバッツィア・ディ・ノヴァチェッラの白です.
ただでさえ手に入りにくいワインなのに,なんと,ゲヴュルツ・トラミネール,ミュラー・トュルガウ,オムネス・ディエスの3種が揃いました.凄いです.どれももちろん美味しかったです.
特にオムネス・ディエスはモスカート・ジャッロ主体,ケルナー,ミュラーのブレンドで,自分も含めみんなゲヴュルツと間違えるほど,香りが華やかでした.果実味,ミネラル,酸がKurisawa Blancをイメージさせます.

赤ではニーノ・ネグリのスフルサート・ヴァルテッリーナ 2004が秀逸でした.
ちょっと熟成に入りかけた感じで,果実の甘味にアルコールの甘味も馴染んで,酸もしっかりしています.まだまだ熟成できるんでしょうが,私には今がちょうど飲み頃でした.美味しかったです.

初めて飲んだワイン,久しぶりに飲んだワイン,どれも美味しく楽しい会となりました.
参加された皆様,ありがとうございました.

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